2014年4月2日水曜日

ナカタトシアキの気になる新製品

スパーク 1/43 トヨタ94CV No4 LM'94 4位
国内レースだったら縁起の悪いナンバーですが、国際レースなのでOKですね。何ちゃってGTカーのダウアーポルシェが優勝した94年ルマンで、ゼッケンと同じ数字の4位でフィニッシュしたのは、あの”ヰセキポルシェ”でも有名なトラストレーシングのトヨタ94CVです。一代限りの美しさだった88CVから6年後の最終進化形態は、戦闘力を増したのと引き換えに、面白みのないスタイルになってしまいました。赤と白のカラーリングは、相方サードトヨタのデンソーカラーと共に日の丸を思わせますが、こちらの赤は何とも微妙な中間色で、PVMのキットを買っていた当時、模型用の塗料では見当たらず、コンビニへ行きマニキュアの同系色を吟味していて怪しまれた?事もいい思い出です。『日綜産業』という、いかめしいスポンサー企業名も何となくミスマッチな感じでいい味出しています。ドライバーの一人にムッシュポルシェで耐久の経験豊富なB.ウォレクが名を連ねていますが、彼の助言もあるいは好成績に貢献したのでしょうか。

京商 1/43 トヨタ センチュリー(GZG50)
貧しい庶民には縁遠い偉い人(えらい事になった人ではない)が乗るクルマの代名詞も、不思議と商品化は少なく、思い浮かぶのは昔の名作のトミカくらいです。製品は1/43ながら実車の風格、重厚感を表現し、メッキパーツの処理も実に巧で上々の仕上がり。それにしても、これほどフェンダーミラーが似合うクルマも無いでしょう。あまり変化の感じられなかったデザインもこうして見るとイメージはそのままに、全ての面で進化している様です。黒しか無いのかと思ったボディカラーも実は4色が設定され、それぞれ神威、摩周などと和風の別名を持つのがイカします。このクルマに乗せてもらう人の気持ちは偉くないのでわかりませんが、運転手の気分で傍らにクルマの手入れをしているフィギュア(モデル:斉藤晴彦)を立たせると、ムードが出そうです。又後席にカーテンを付けるのも面白そうですね。