2011年12月27日火曜日

ナカタトシアキの気になる新製品

ミニチャンプス 1/43ダイキャスト リジェ フォードJS11 J・イクス 1979


ジャッキー・イクスはワタシの青春時代には、まだ現役の耐久王者でタミヤのポルシェ935、936などのプラモデルも結構作ったものです。又かつてはF1でもフェラーリのエース格として70年には故ヨッヘン・リントに次ぐシリーズ2位の活躍をしていました。しかし以降のF1キャリアではパッとせず、名門チームへの移籍も、クルマの不出来の時期だったりして何かと間の悪いことの繰り返しだったように思います。
79年は、骨折したP・デパイエの代役として参戦しましたが、シーズン序盤に高い戦闘力を発揮したJS11も、レースを重ねるにつれフェラーリ、ウィリアムズ他の躍進などもあり、相対的な競争力の低下で結局J・イクスは入賞が2回のみという、やはり残念な結果に終わりました。
最近元気のない?!ミニチャンプスですが製品の出来は上々で、難しいフレンチブルーの色合いやタミヤのデカールだと透けてしまう白もハッキリクッキリの涼しげなカラーリングをきちんと再現。
ロータスなどのアングロサクソン系よりもグラマーで優雅なラテン系ウィングカーのムードがよく出ています。又エンジンにプラグコードが付いているのは、スパークへの対抗意識が感じられていいのですが、一方ギアボックスにヒューランドのマークが有るのはちょっと勇み足な気がします。それより尾灯をつけてくれよという感じでしょうか。
ドライバー人形には、デカール表現ながら当時流行りかかった開口部に支柱を設け、メガネみたいになっているタイプのヘルメットをちゃんとリサーチしているのがポイント高いです。
<<シンプソンの"ダースベイダーヘルメット"なんていうのも有りましたね>>
今ではF1の人が他のカテゴリーを掛け持ちすることもほとんどなくなりましたが、ミニチャンプスからは同年ルマンでイクスがドライブしたポルシェ936も発売されていたので、並べてみると面白いでしょう。


あらゆる物が荒れ狂った2011年も間もなく終わります。個人的にも色々あった忘れられない年でしたが気持ちを切り替えて新年のスタートをしましょう。


<今年気に入ったミニカー>
○オートアート 1/43 ランボルギーニ ミウラSV フルオープン
○エブロ 1/20 ホンダF1 RA302 フランスGP68
○スパークKB 1/43 トヨタ セリカLBターボ 富士1000km 1973
 *初めて買った実車がセリカLB1600STだったので、新製品は大歓迎です。