1.スパーク 1/43 アウディ JOEST(イエストと読んでくれ:本人談) トロリー
パドックで資材の運搬に活躍する裏方のスリッパみたいなクルマです。
洒落で注文してみましたが、カタログではクルマの写真だけだったのに現物は人形が乗っていてちょっと民芸品テイスト。
見るからにドイツ人の大柄な兄ちゃんが、後方確認をしながらバックしようとしているポーズで、実に生き生きした印象です。
二代にはタイヤやインパクトレンチが置かれ、臨場感を演出していますが、腕に覚えのある人はもっと荷物を積んでみたり、助手席に女の子を便乗させてみたりと、色々遊べそうなクルマです。
毎月ものすごい新製品を開発しているスパークですが、時折こういった変な物を入れてくる企画力にセンスの良さや余裕を感じてしまいます。
2.レーヴコレクション 1/43 ロータス78 日本GP77 No6 ニルソン
ゴールドリーフカラー以来の真っ赤なロータスで、この一線限りというのも、えせマニア心をくすぐります。赤は朱色とエンジの2色なのは当然として、マリオより座高の高いニルソン用のロールバーもきちんと再現。
翌年のタイプ79の流麗さとは又違う、アルミ板を曲げた平面構成の部分と、FRP部品の曲線美とが同居しメリハリのあるメカっぽいスタイルはタミヤのプラモを作った当時も今も変わらぬカッコ良さ。
改めて観察すると、コクピットからエンジン前の面構成は「ウルトラホーク1号(©円谷プロ)」にも通じるラインな気がします。そして実車でアルミ製の部分に、昔の飛行機プラモの様なオーバー気味のリベットが表現され、模型として教育的な質感の追求は、これはこれでありだと思います。
付属のタバコマークは簡素なので資料も結構あることですし、早いところ貼っちまわないと落ち着きません。
G.ニルソンは翌年アロウズへの移籍が決まっていましたが、結局これが最後のレースとなり、そして78年モンツァのピーターソンの事故など、悲しい思い出が続いたロータスNo6ですが、中学の時に観た日本GP TV中継での勇姿と共に忘れられない一台です。