1.トミカリミテッドヴィンテージネオ 1/64 日産アトラス パネルバン(アート引越センター)
トミカリミテッドヴィンテージ初、反則の現用車です。それにしてもアトラスとは何とも微妙。私の勤務先に来ているトラックのシェアではおおむねエルフやキャンターが主流ですが、それはさておきスポーツカーやレーシングカーに比べてすごく身近なだけに、あまりときめきを感じないトラックも、こうして手に取ると色々考えることがあります。
最も風の当たるキャブの形状は整流のために細部までスムーズなラインを描き、運転席周りは四角っぽく、フロントガラスの傾斜は緩くなってきています。そのココロは居住性の向上で、更に横窓の前方を下へ伸ばし、少しでも視界を広くしようという設計者の努力が感じられます。
レースカーなどとは違った意味でプロの道具であるトラックは、乗用車よりもよほど厳しい現場の意見が反映され、常に進化を続けているのですね。
いきなり発売になった最新のトラックですが同スケールの昭和トラックと比べてみると、又様々な発見があることでしょう。
2.ミニチャンプス 1/43 ロータスルノーGP31 R31 V.ペトロフ 2011
ロータスルノーといえばA・セナが初優勝したクルマを思い出しますが、今ではロータスといっても名前だけになってしまいました。押し付けがましいロータスマークはともかく、黒とゴールドのカラーリングは往年のJPSカラーの様で、成績は今一でも強そうな感じが出ています。翼端板やミラーに赤を配し、地味になりすぎないのもセンスが良いですね。
ドライバーの関係でロシア企業の広告や、アルファベッドが反転したような文字が躍っているのも目新しい印象を受けます。黒のボディは汚れやデカールの浮きが目立つ色なのでデカールの世額を出来るだけトリミングしたり、凸凹にきちんとなじませてやると一段と引き締まりカッコ良くなるでしょう。