① トゥルースケールミニチュア 1/18ロータス タイプ56 インディ500 '68
68年のインディ500マイルに於いて,優勝一歩手前まで行った革新的なクルマです。
製品は1/18スケールの利点を生かしたフルディテールモデルとなっていて、とても魅力的。目にも鮮やかな蛍光レッドのボディは、まさにクサビ型で、シンプルそのもの。そして上から見ると筆箱(懐かしい響き)の様でもあります。ノーズコーンとボディカウルを取れば、内部が全て観察出来、インナーのエンジンカバー(ラムエアダクト)を外すと、昔のストーブみたいなタービンエンジンが現れます。ジェットエンジンとは逆で、後方から吸気し前方から排気するスタイル。それにしても、排気口がドライバーの真後ろに有り、チョット心配です。このエンジンだけでも変なのに、更には駆動方式が4WDとう実に欲張ったクルマで、タービンの回転は前方のギアボックスへ入力され、床下を通せないプロベラシャフトなどは、車体左側へオフセット。その先には左右不等長のドライブシャフトや、インボードブレーキなど面倒くさい足回り。又前輪の駆動系は、ドライバーのスネの上を横切っているので、ぶつけたら痛そうです。尚ブレーキ付近のユニバーサルジョイントは、可動式で真面目な造りとなっています。計器類は、メインが4個のアナログメーター。それでも足りずに裾の方にも小メーターが計3個。もひとつオマケにモノコック右側の1個と、合計8個ものメーターは飛行機並み。果たして全部読み取れるのでしょうか。他に気になる点は、シフトレバーが見当たらず、ベダルも2つしかない不思議(勉強不足です)細かいところでは、大スケールならではの、インパネ裏やエンジン周辺に山ほど施された配線、配管が効果的で布製のシートベルトもいいアクセント。レース史上に残る革新的なマシンといっても、ハイテク、エレクトロニクスとは無縁で、理想を追求して強引に作ってしまった様なクルマです。エンジニアもドライバーも、現代より少しワイルドで勇敢だった当時を知る人には納得の、知らない人にも新たな発見のある1台です。
②トミカビンテージ 1/64 トヨタスポーツ800 (65年式)
トヨタ2000GTの少年時代の様な姿のヨタ8は、ミニカーになっても実にキュートで、昔からついつい手を出してしまいます。製品は小さいながら、タイヤの細さ、オフセット具合などもバランス良く、ボディカラーのちょっとくすんだ赤も旧車っぽくて中々です。屋根は当然別パーツで、脱着して遊べますが、小指の爪ほどのパーツは失くしやすいので要注意です。実は何をかくそう、店内で社長と検品している時に失くしそうになりました(笑い)。このところ雨が多いので、屋根が無いと困っちゃいますね。