トミカリミテッドビンテージ 1/43いすゞエルフ低床「日本通運」
製品は以前出ていた物の色替えですが、幌やホイルキャップまで日通イエロー(現代の日通オレンジより山吹色っぽい)の徹底ぶりで、インパクト絶大。かつてトミカのエルフといえば、名作の2代目モデルがリリースされていましたが、改めて観察すると、丸目2灯のヘッドライトとフロントグリルの組み合わせでロボットの顔のように見え、愛嬌のある表情。視界の良さそうな立ったフロントグラスと居住性優先の角張ったキャブは現代に通じる先進のスタイル。でも、それはさておいて一番気になるのは荷台のタイヤハウスです。今ではフルフラットの荷台が当たり前ですが、当時はこれがスタンダードで、子供の頃はトラックやライトバンの荷台に乗せてもらうと、つい寄りかかったり腰掛けたりしたものでした。子供を荷台に乗せるなんぞ今なら問題になりそうですが、昔の田舎では普通の光景で、近場の移動など、しょっちゅうこれでした。話が製品の紹介から脱線しましたが、ミニカーをながめていて色々思い出したひととき。
スパーク 1/43 BRM P160E カナダGP '73 4位
モーターサイクル出身のF1ドライバー、J.P.ベルロワーズの初勝利(そして唯一の)は雨のモナコGPでした。同じくウェットレースの73年カナダGPでは、チームメートで売り出し中の若手ニキ・ラウダが脱落する中、表彰台手前の4位に好走しています。製品はレインタイヤは当然として、ノーズカウルにダメージ表現が有り、タフなウェットレースのムードを演出していますが、知らないで手にしたら不良品と間違われそうです(笑)。翌74年にはマクラーレンに持って行かれるマルボロカラーは、今一センスがなく、これでもかと言うくらいロゴマークを貼り付けなければなりません。デカールは細かい物が多く、近頃老眼も進んで大変ですけれど、爪楊枝やピンセットを駆使して何とか貼り付けてみましょう。