スパーク 1/43 アロウズ FA1 No35 スウエーデンGP '78
かつてホンダF1試作1号機は金色で、本田宗一郎もゴールドF1の出走を望んでいましたが、諸々の事情で叶わず”黄金の国ジパング”カラーは封印。それはさておき、その10数年後に登場した真ッ金々のクルマは、新チームの船出と共に、良くも悪くも数々の話題を提供しました。この年がフル出場初年度となる若武者R.パトレーゼは、変なブラバムが注目を集めたスウェーデンGPの2位を含む数度の入賞で、11ポイントを獲得と、まずまずの成績を収めたものの、ケンカ別れしたシャドウチームからデザイン盗用だと訴えられ、シーズン後半はアロウズFA1使用差し止めの裁決というとんでもない展開に(改良型A1の開発で対応)。当時でも少数派のフロントラジエターのクルマは、個性的な外観を持ち、2段ウイング形状のサイドポンツーンは、ロータスとまた違ったユニークな試み。問題のショドウDN9と並べてみると、確かに同じ図面を使ったとしか思えないほどクリソツで、正に一卵性双生児。全身金色のカラーリングは黒のピンストライプが配され、JPSカラーを反転した様で中々のセンス。波乱の1年目を過ごした翌年のアロウズは「やっちゃった」感のあるマグマ大使みたいな新型A2の失敗で足踏み。そしてパトレーゼの離脱後は、段々地味なチームになって行き、未勝利のまま長い歴史に幕を閉じるのですが、夢と野望が満ちあふれてた、この金色のクルマの頃が個人的には一番印象が残っています。
トミカ 1/76 ヤンマートラクターYT5113
コンバインが絶版になったのを受け、入れ替わりに登場したトラクターは、縮尺をみると結構大型のようで、2tトラックと同じくらいかと思いチェックしたら、トミカの2t車は皆ノンスケールのため、厳密な検証は出来ませんでした。製品は小さいながら、風格のあるスタイルを再現。キャビン付きの快適仕様で、エアコンやCDプレイヤーなども今や当たり前との事。顔付きも乗用車並みのツリ目ライトでシャープな感じ。尚コンバインには山ほどステッカーが付いていたの今回は何もなくて少し寂しいです。地方在住の身なので、通勤時等裏通りを自走している農機具にしばしば出くわします。そのうちこの実車にお目にかかれるかも知れません。