2013年2月27日水曜日

ナカタトシアキの気になる新製品

スパーク 1/43 トヨタ童夢85C No38 LM85
同時発売の完走したトムス36号車ではなく、敢えて童夢の方に注目します。
思えばこのクルマの現役当時、国産Cカーの製品はほとんど見当たらず、身近なところではタミヤ1/24の84C位で他はノンスケールのチョロQの様な物ばかりの有様。田舎暮らしではPVMのキットなど見た事もなく、何となく満たされない80年代前半でした。
さて、製品は待った甲斐があったというか実に見事です。84Cとの違いはよくわからないのですが、グループCのお手本ポルシェ956の真似でない個性的なスタイルが味わえます。低いヘッドライトの独特な顔付きは夜のルマンを走ったドライバーの意見で翌年から高い位置に変更されてしまいます。そして童夢チームというと何といっても"ワコール"ですがルマンでは他のスポットスポンサーの露出が多く、ワコールはかなり控え目になっています。もし国内戦のようにフルのワコールカラーで走っていたらかなりのインパクトが有ったでしょう。
当時は自動車レースの広告にこんな企業を引っ張ってくるなんてすごいセンスだと思ったものです。細かい片仮名や漢字のロゴマークも正確で<<中国製だから当たり前?>>にぎやかなカラーリングをきちんと再現しています。うるさい事をいうとサイドインテークの底がボディ色(白)のままなので黒っぽく塗るか、黒い金網を貼ってやると一層カッコいいでしょう。



TLV 1/64 ダットサン フェアレディ2000
昔のドラマやアニメに出てくるカッチョいいスポーツカーは屋根の無いクルマばかりですが正にそんなクルマです。先に発売されたフェアレディ1500のバリエーションとはいえ、フロントグリルを始めタイヤやサイドモールなど結構違いが発見出来て小さいのに流石です。よく見える座席やインパネ周囲も十分な仕上がりでいい雰囲気。ボディカラーによって内装色が異なるのも憎いです。付属品はハードトップと収納状態の幌ですが、フェアレディ1500には展開時の幌が付いているので拝借して組み替えを楽しめます。オーナー気分で3つのタイプから選び、心の中でドライブです。