2013年4月3日水曜日

ナカタトシアキの気になる新製品

スパーク 1/43 アウディR18 e-tron クワトロ LM12 優勝
 いよいよ昨年のルマンウィナーの登場となり最強のハイテクマシンに触れる事ができます。白地にアウディワークスカラーをあしらったボディのグラフィックは、左右非対称パターンの凝ったデザイン。昔作ったダースベーダ-マスクの塗装をお思い出しました。
 各フェンダーの頂点は全て開口していてタイヤの上部が見え、ドア付近のアウトレットと併せて車体下面の桐生をどんどん加速して引き抜こうという考えが伝わってきます。そして大きな垂直尾翼の為見る角度によってシルエットが劇的に変化するのも面白いですね。今や電球など使わないヘッドライトはヤツメウナギみたいでエライ事に。軸線に沿ってズラリと並んだアンテナやピトー管もハイテクの証し。でもワイパーは着いてるし、大きなバックミラーと大八車や馬車のようなホイールのパターンを見るとやっぱりクルマなんだと思い少しホッとします。
 時代から取り残され新しい物事について行けないオッサンですが、歴史もコレクションも積み重ねですので最新モデルもボチボチ追っかけていきたいと思います。それにしても何故アウディはこんなに頑張っちゃうんでしょうね。




エブロ 1/43 トヨタ パブリカ スポーツ '62東京モーターショー
 かつて私のおとっつぁんが買った我が家のマイカー第1号はネズミ色のパブリカでした。夕方仕事から帰ってくると独特のサウンドですぐわかったものです。と、個人的な話は置いといてこれまで有りそうで無かったクルマの製品化は実にナイスです。
 デザインスケッチをそのまま立体化したようなスタイルは手作りの温もりを感じクルマ社会の未来への前向きなメッセージが伝わってきます。屋根がそっくり後方にスライドして乗り降りするというアイデアはいかにも航空技術者の発想で、このクルマ最大のセールスポイントです。一方車体剛性確保のためドアは有りませんが、低いボディなので慣れれば簡単にまたげるでしょう((以前NASCARに試乗させてもらいましたがアレに比べれば楽勝です))。そして車内はバケットタイプシートと4点式シートベルトかレーシーなムードを演出。革新的なキャビン周りに対しフロント部はスッキリ仕上がりヨタ8の顔付きがこの時点でほぼ完成しています。後に実用や生産性を見直し市販車として世に出たヨタ8も素敵なクルマですがそのご先祖のよりストレートなコンセプトを体現したパブリカスポーツを横に並べて味わえるのは、ミニカー趣味ならでは。そしてトヨタ2000GTへのDNAも少し感じてしまいます。