スパーク 1/43 マクラーレンM16 No85 インディ500 '71 D.フルム
フルムかハルムか?!彼との出会いは、75年版タミヤカタログが初でした。マクラーレンM23完成品の傍らに、タバコの箱と二人のポートレート。片や類人猿のエマーソン、そしてもう一人のハゲた「じいやあ」みたいな人物こそ、D.フルムその人でした。昔のレースカーの運転は、それこそ土方仕事で、毛むくじゃらの怪力ゴリラタイプハゲた大人っぽい方も結構見受けましたね。思えば60~70年代頃は、F1とインディカー間の人とクルマの交流が多く、互いに影響を受ける中で、ロータス56BなどほぼそのままF1に出走した例もあったりしました。お題のマクラーレンも、後のM23へと続くラインの基本が出来上がっていて、並べてみると色々発見が有りそうです。直線的なデザインと、エンジンカウルからウイングへと継がる未来的なフォルムの反面、左側のみのバックミラーや、パイプを溶接しただけのロールバー、横に飛び出したターボユニットなど、ワイルドさも同居の70年代風味。またボディ色のオレンジの色合いに説得力があり、自分で模型を作る際に勉強になります。とかくカーモデルには派手な色合いを使いがちですが、旧日本軍の”桜橙色”の様な雰囲気(思えばガルフカラーの水色も、ちょっとくすんでいました)南半球から渡欧したメカニック出身の苦労人D.フルム。若手の頃はブラバムでワールドチャンプも経験し、以後マクラーレンの主要メンバーとして活躍。B.マクラーレン亡き
後も、彼の名が残るように段取りを付け帰郷。その後はツーリングカーレース中心の活動で。富士のインターTECへも来日して元気な姿を見せていました。最期は、オーストラリアでのレース中に心臓発作で他界と、一生現役を貫いたレーサーとして、私の好きなドライバーの一人です。
トミカ 1/67 ランボルギーニ ヴェネーノ
オトナの事情で発売出来ないフェラーリはともかく、ランボルギーニの各モデルは、トミカでも盛んにリリースされています。鋭いエッジは御法度のトミカですが、実に巧に実車の特徴をとらえていて、小さいのにケレン味たっぷりなスタイルをうまく再現。ところで、最近の仮面ライダーは自動車に乗るそうですが、そのライダーやバットマンが乗っても負けないくらいインパクトが有り、ノーズ周辺の造型には何となく”マッハ号”を感じます。ボディ色はライトガンメタと初回限定のイエローパール共に中々なので、思い切って?2個買いし「ランボルギーニを2台買ってやったぜ!!」と、お友達に自慢しちゃいましょう。