2014年7月9日水曜日

ナカタトシアキの気になる新製品

先頃、自分探しの小さな旅をしたり少し体調をくずしたこともあり、間隔が開いてしまいましたので2ヶ月分の凝縮番になります。

スパーク 1/43 アルファロメオ179C No22 ロングビーチ 4位 M.アンドレッティ

一見すると偽マクラーレン風で走行中は誤認も懸念されますが、グラマラスなスタイルと大きなフロントウイングのためその心配は無用です(むしろ82年型の方がマクラーレンにクリソツだったりします)。
78年F1ワールドチャンピオン、マリオ・アンドレッティの81年はアルファロメオからのエントリーでしたがベストリザルトは開幕戦の4位のみで次戦以降ノーポイントのレースが続きます。映画ウイニングラン【'83伊】でのクラッシュシーンもこのシーズンの不振を象徴しているようです。
ともあれ、不調の原因は新レギュレーション対応出来なかったクルマにも有ると考えられ翌82年代走のフェラーリでスポット参戦のマリオはイタリアGPでいきなりポールをゲットするなど元ワールドチャンピオンの貫禄を見せつけました。
179Cといえばプロター1/12蛍光レッド成型の壮絶なプラモを思い出しますが、こうして手軽に完成品をみられるのは有り難い事です。マクラーレンと同じ紅白カラーでもラテン系は四つ葉のクローバーやお馴染みアジップマークなどで華やかなムード。今や洋モクの代名詞として定着したマルボロカラーですがかつてモータースポーツ界を席巻した紅白をサーキットで見掛けなくなったのは煙草を喫らない身にも少し寂しさを禁じ得ません。

TLV 1/64日産IDX フリーフロー '13東京モーターショー
現代のクルマの性能は技術の進歩でどのメーカーも似たり寄ったりならば後はいくら頑張っても空は飛べないので戦略として他社との差別化を図るにはブランドイメージ造りが大切なのでしょう。
かつてのベストセラーでサファリラリーや裕次郎の映画でも有名なブルーバード510系のスタイルを現代風にアレンジしたコンセプトカーとなっています。ところでブルーバードもいつの間にか無くなってしまいましたが、個人的に印象深いのはジュリーがCMに出ていた頃でしょうか。
クルマを観察すると、少しローレルの面影も感じられ中々やるなと思える出来映え。
ボディカラーはあのサファリブラウンを意識しているようで屋根やボンネットを白っぽく塗り分けたりツートーンカラーは昔流行った=今となっては意味わかんないレザートップをイメージさせています。バックミラーをドアに付けず少し前に出してフェンダーミラーを狙っているのも憎い。このクルマの市販化は恐らく無いと思いますけれどホンワカした優しい形のクルマだけでなく、カッコいい所有する喜びを味わえるクルマを今後も開発していただきたいものです。